イスタンブル滞在2日目午後
アジア側のユスキュダルに船で渡り、ユooのお薦め「チャムルジャの丘」にタクシーで登りました。マルマラ海を挟んでアジア側とヨーロッパ側を一望の元に出来る眺望はなかなかのもの。チャイなどを飲んでゆっくりした後、再びタクシーで下り、船に乗船、夕方スルタンアフメットへと戻りました。(スルタンアフメットに居させない戦略。最後まで気が付かなかった私は間抜け以外の何者でもありません)

Cmlica
チャムルジャの丘からの展望

ユooは昨夜「家族を紹介する。トルコの家庭料理をご馳走する」と云っていました。
いつもZ---に行くと必ずいる中年親父が、私の顔を見るとすぐ電話するのですが、傑作なのは「Baby came」
今となっては、Babyっていったい何人いたのかって思います。

Z---の3階でユooは私を口説き始めました。(絨毯付き)
「8才から働らき始めた」
「13~14才からはずっとウoooの店で働いているよ」
「お金はなかったけどずっと頑張ってきたよ。ぼくには頭がある。目も耳もあるよ。英語も日本語も一生懸命勉強したよ」
幼い時から絨毯屋で使い走りをし、親戚の店(ウooo)を頼り、働き続けてきたユoo
幼少時の苦労話には心から同情したし、何のバックボーンもなく自らの才覚と努力で生きてきたたくましさに、私は感心してしまいました。

「トルコでは、大事な女性に絨毯を贈る習慣があるんだ。16才の時に一生懸命貯めたお金で買ったシルク絨毯、今まで誰にも見せず大事にしまってきた。それをかこに見せたい。そして一緒にシェアしよう」
(えっ?えらい事になってきた。シェアってどういう事・・?)続いて「家族は遠くて来れないから、代わりに従兄弟を紹介する。トルコに26人しかいない絨毯鑑定士の一人だよ」

現れたのが、長身で黒髪が印象的な男、ウoooでした。
親玉登場です。