1日で200万調達など、そうそうできる話でもないのに、刑務所収監の噓ばなしを、臆面もなく披露し、無心したユoo
将来の証としての絨毯に、200万のカードを切ってひと月も経たない「相手」の状況、心情に、一片の斟酌すら持たない無慈悲ぶりに、言葉が出ませんでした。
「相手が惚れている」間は、とことんむしり取ろうという策略なのでしょうが、愛情・信頼を利用しての搾取が、どれほどの打撃を相手に与えるか、おそらく想像したこともないのでしょう。

「200万払ったばかりで、さらなる200万は私には難しい。絨毯に興味のある友人に聞いてみる」
以前、ユooが電話で、「かこの家に友達をよんで。展示会を開きたい」と言っていたのを思い出し、これを言い訳にして、婉曲に断りました。

ブルガリのネックレスとリングを身につけ、本人曰く1000万の黒のベンツに乗っているユooが、200万を工面できないと哀願している状況は、今でこそ滑稽以外の何ものでもないですが、この時は、目の前の男に、怒りを覚える以外ありませんでした。

絨毯屋でもあり、実は「ジゴロ」でもあった。
二足のわらじを履いた、若くして、すでに、哀しき人生。
トルコの伝統工芸を悪用した「ぬれ手に粟」の商売。
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カーリエ博物館

「沖縄に行きたい。ヨーロッパも見てみたい」
トルコで、明るく言っていたこの台詞も、ほんとうはこう言いたかったのかもしれない。
「沖縄や、ヨーロッパへ、連れて行って」

トルコで絨毯を買って3週間、再びの売りつけのためだけに会いにきたユooに、自分の甘さ加減と、相手のしたたかなまでの魂胆に、砂を噛むようなやるせない思いだけが残った「再会」となりました。
もう二度と会うことはないだろう。

そして、それから数日経ったある日、
お二人の方からコメントとメールが届きました。イタンブールと日本からと、場所は違えども、内容は全く同じ。

私の知らないユooの情報が、そこにはありました。