トルコ旅行から帰国して3週間後の2009年10月其日、ジーンズ姿のユooは、笑顔で私の前に現れました。
高島屋の包装紙に包まれた、丸まった筒状の荷物、たったひとつを携帯して。

再会を祝して、ビールで乾杯し、食事をしました。
「箸は使えない」と冗談めかして言ったあとは、日本のおコメの方が好き、と器用な箸さばきを披露、トルコで日本料理店に私を誘ったことなど忘れてしまったかのようでした。
そして、イスタンブールが2010年欧州文化都市に選ばれたことを挙げ、「トルコは世界一になるよ。世界中から観光客が来るよ」と、熱く言い始めました。
どこかで聞いたような・・そうです、知り合った直後に、ギュルハネ公園で聞いたセリフと全く同じです。
どうやら「恋愛劇場」の再演をしようとしているらしいのですが、将来を誓い合う証(あかし)として、すでに「絨毯をシェア済み」の仲なのに、不思議な言動です。
そして、彼は言いました。
「一緒に住もうよ」

相談に乗ってもらっている友人は言いました。
「詐欺師達は、相手の女が結婚を迫るタイプか、そうでないか分かる。迫らない女達に、絨毯を売っているのよ」

ネットにはウoooの名前はあふれていても、ユooの名前は見つからなかった。これは詐欺、とはっきり分かっていても、彼の悪評がない事実に、すがりたい思いもありました。
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トプカプ宮殿ハレム

聞きたいことは、山ほどありました。
日本に所有している、2百枚程の絨毯を、どのような手段で売っているのか。
ウoooが言うように、ほんとうに百貨店で展示会を開いているのか?
来日して3年半、そのうち1年間は、小o製作所で梱包の仕事をしていたと、トルコでは言っていました。 では現在の生活の糧は何なのか?

そして、何より、査証(ビザ)
長期滞在ビザを、いったいどのようにして習得したのでしょう。